小ジブリの森
観葉植物の鉢をふと見るとなにやら灰色のかたまりが。
ゴミでも落ちたのかと思って手を伸ばすと
ゔっ…気味の悪いキノコの群れ。
地表を覆う根の隙間からキノコが生えている様相は
ジブリ映画に出てくる森のようでもある。
売り物キノコは気持ち悪くないのに、
奇妙な形のマイタケやキクラゲだって平気なのに、
なぜそこら辺に生えたキノコは気持ち悪いのだろう。
色?形?得体が知れないから?
コレといった答えが浮かばないので
ナゾはナゾのままそっとしておこう。
そしてキノコの群れもそっとしておこう。
キノコが生えるのは食物連鎖の一環なのだ。
その環を乱してはいけない。
いけない、いけない、いけなぃ…分かってはいるのだが、
やはり、私の視覚にこのキノコはヘビー過ぎる。
小ジブリの森には大変申し訳ないが
キノコ発生の原因となる水分は少しの間控えよう。
さよなら、小ジブリの森。