「令和」の新時代、ブランドが企業を救う?
◎ブランドはお店や中小企業でも作れる。
ブランド、と聞いて何を思い浮かべますか?
スマホなら、iPhone、
クルマなら、ベンツ、
チョコなら、ゴディバ。。。
それらは、商品の持つ良好なイメージが市場に共有されていて、
あまりくどくど広告(売り込まなくても)しなくても、
買ってくれるお客様がいる。
提供している企業はすでに「ブランド」を確立しているといえます。
しかし、最初から「ブランド」であったわけではありません。
それなりの戦略の元に「ブランディング」を突き詰めたからこそ、
今のブランドが構築されたのです。
もう少し地域で我々の近くでも「ブランド」を持つお店や企業があります。
おいしいパン屋さんなら○○○、
仕上がりがいいクリーニング店なら○○○、
魚が新鮮なスーパーなら○○○、
注文住宅を建てるなら○○○等々、
町で流行っているお店や人気の企業です。
扱っている商品やサービスに独自のこだわりがある、
店主や接客してくれるスタッフさんの笑顔がいい、
お店や社内が清潔で明るく雰囲気がいい等々。
ある意味これも「ブランド」ですよね。
共通するのは、商品やサービスに他にない価値があり、
経営者やスタッフがその商品やサービスを
提供するに相応しい容姿や言動をしており、
また行きたくなるお店やショールーム作りをしている。
だからわれわれは安心して購入できるのです。
◎ブランディングの考え方には、2通りあります。
一般的にブランディングとは、社外に向けた取り組みと思われますが、
実は社内に向けてもとても大切なことなのです。
ブランド構築のためには、社外に向けてアウターブランディングと
社内(幹部や社員、パート・アルバイト)に向けてのインナーブランディングがあり、
この2つがきちんと浸透し、整合性が取れていないと、破綻します。
ブランディングにかかわるステイクホルダーはお客様だけでありません。
○社内(インナーブランディング)
・幹部、社員、パート・アルバイト
○社外(アウターブランディング)
・学生(求職者)
・お客様
・取引先
・出資者(株主)
・金融機関
・地域社会
要は、社外(お客様や取引先等)に言っていることと
社内(幹部や社員等)に言っていることがバラバラだったり、
最悪真逆だったりすると、ブランドどころではない、ということです。
経営者は、企業理念を掲げ、クレドをつくって朝礼で唱和しているし、
社内の皆は「目指すべき方向は分かっているはず」と思いがちです。
しかしそうとは限らないのです。
社長と幹部と社員では、ビジネスで見えている「景色」が違います。
経営者の本当の気持ちを、社員には「忖度」することはあっても、
経営そのものを理解することはできません。
企業理念を掲げクレドをつくるだけでは、目指す方向を共有することは難しいのです。
経営幹部も社員もパート・アルバイトも、
皆が「社長の考え、いいね!」と共感してくれて
さらに言動を一致させて全社一丸となってこそ、
社外のステークホルダーにも共感してもらえるのです。
そこからブランド構築への長い行程が始まるのです。
ですので、ブランディングは一朝一夕にはできません。
経営者が肝を据えて、継続する必要があるのです。
◎まとめ
ブランディングとは、企業を取り巻く全てのステイクホルダーに、
自社に対しての一貫したよいイメージを持ってもらい、
企業活動全般に「共感」してもらうことを目指して取りくむことです。
すぐに始めても効果がでるまでには時間がかかります。
だから今すぐ始めないと、決して大げさではなく、
来る「令和」の時代を乗り切ることができないかもしれません。
☆ブランディングに関するお問い合せ・ご相談承っています。