今日のブログはもちろん


山笠がクライマックスを迎えた。

なので、ベタに山笠のことを書いてみよう。

 

今朝、テレビのニュースに疾走する山と見物客がわんさか映っていた。

「早朝から元気がいいこと」

見物客と舁き手のエネルギーに感服である。

と、こんな干涸びた事をぷつぷつつぶやいている私も、

かつて見物客の一人だったことがある。

しかも三度も…なんだかんだ言って結構行っている。

 

見物前日は20時には就寝し、午前2時頃に起き、

3時半には家を出て、4時過ぎに現地到着。

家を出る頃はぼんやりしている頭も、

見物に向かう人混みに紛れているうちに覚醒してきて、

現地に着く頃には早朝にあるまじき高揚ぶりである。

周囲も浮うかれてワサワサしている。

浮かれた雰囲気を楽しんでいるうちに山が見えてくる。

大通りで数台を見送った後、細い道に移動する。

細い道では、たまに山が自分の方に蛇行してきたりするので、

その度に恐怖と興奮の叫び声を、

これまた早朝にはあるまじき声量で張り上げながら騒ぐ。

そこでも数台を見送り、廻り止め付近に移動する頃には

空はすっかり明るくなっている。

早朝から大変なエネルギーの消費量である。

 

一度、高揚し過ぎて2時に起きた事をすっかり忘れ、

そのまま映画館の開館を待って映画を見たことがある。

案の定、始まった途端に2時起床のしわ寄せが一気に押し寄せぐっすり寝てしまい

後日見に行き直すという、普通ならば容易に想像がつくような事をしてしまった。

山笠の興奮が私の判断力を鈍らせたのだ。

山笠恐るべしである。

 

いつかまた、休日の早朝に山笠が重なる事があれば

私の的確な判断力をも鈍らせるあの興奮を味わいたい。

 

と、軽い気持ちで書いたはいいが、休日の早朝…来年がそうだった。

2012年7月15日は日曜。しかも三連休の二日目。

いつにも増して人が多そうだ…見物は断念するかもしれない。

 

ニュースで見ても度肝を抜かれる走る飾り山